愚者の種蒔き

ポケモンのレート構築記事を上げたり上げなかったり。マンダガルドの並びがかっこよくて好き。

【S10 使用構築】最高最終2014(200位)限定環境アロキュウ壁パーティ

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TN:MOON 97勝59敗

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TN:ザナルカンド 68勝30敗

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剣盾に入ってから構築記事を投稿するペースが上がってきたFOOLMOONと申します。S10お疲れ様でした。今回はシングル・ダブルそれぞれのトップメタ計16体が使用禁止という限定環境の中でS8以来の2ROM2000と初めて100戦以内レート2000を達成したので記念に構築記事を書いてみました。

構築経緯

S10開始時はキングドラが強いだろうと感じペリグドラパッチを中心に雨追い風パで潜っていたがしっくり来ず勝率に伸び悩んだ為、S8で2ROM2000を達成した時の壁パを限定環境に合わせアップデートして使用。

以下個別紹介

キュウコン(アローラのすがた)@光の粘土

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性格:臆病 特性:雪降らし

実数値:149(4)-×-95-133(252)-120-177(252)

技:吹雪 ムンフォ 絶対零度 オーロラベール

今回の構築の起点。S8では壁貼りにダイマックス権を使用してキョダイラプラスを使用していたが、ミミッキュが出入り禁止の現環境では壁が貼ってあっても相手のダイマックスを通常ポケでいなしながら突破するのは難しいと考えアロキュウを採用した。アロキュウを他の壁貼りであるクレッフィやオーロンゲと比較した時、雪降らしによる霰ダメで相手の襷を削る事が可能な点、絶対零度を持つ事で身代わり持ち以外のガン積みを拒否しついでに突破が狙える点が強いと考えた。使用してみて実際にかなり強く、壁によって零度の思考回数が増えた為数え切れない程のポケを氷漬けにする事が出来た。何なら壁が必要無い受けループ相手にも積極的に選出してた。

パッチラゴン@命の球

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性格:陽気 特性:はりきり

実数値:166(4)-152(252)-110-×-90-139(252)

技:電撃嘴 逆鱗 炎の牙 燕返し

限定環境において堂々の採用率1位を誇るカセキメラ。自慢の菱形色違い個体。壁下でのダイマックス前提ポケとして採用しない理由が思いつかなかった為採用。努力値、技構成、持ち物はテンプレながらシンプルに強かった。ただ上位帯では当然のように対策が取られていた為、後述のポリゴンZダイマックス枠を譲る事が多くなり選出率は低くなった。その代わり圧倒的な存在感を持つ見せポケとして相手の物理受けや特殊が柔い地面を誘導する事が出来た。誘導枠としてなら技をはりきりで外す事も無いのでパッチの使い方として1番強いかもしれない。

マリルリ@ソクノの実

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性格:意地っ張り 特性:力持ち

実数値:189(108)-112(252)-101(4)-×-102(12)-87(132)

技:アクブレ じゃれつく 瓦割り アクジェ

それぞれ採用率4%以下の電気半減実&瓦割り両採用の地雷型マリルリ。相手の壁貼りの阻害やパッチラゴンを奇襲するのが主な役割。特にソクノの実は現環境に存在するパッチラゴン→水枠→地面枠→パッチラゴンの三竦みを逆転させる事ができ非常に有用だった。壁が無くともソクノ+ダイマでパッチラゴンの電撃嘴(ダイサンダー)を余裕を持って耐え、返しのダイフェアリーで数が多い球テンプレ型なら返り討ちに出来る。何なら後述のドサイドン引き読みで竜技を撃たれ無償で突破出来る事もあった。反面チョッキが無い分特殊耐久は心許ない為、主にアシレーヌ意識でSを多めに振り上から処理出来る可能性を高めた。副産物としてミラーでの殴り合いにも強くなった為正解だった。

ポリゴンZ@ヨプの実

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性格:控えめ 特性:適応力

実数値:161(4)-×-90-205(252)-95-142(252)

技:破壊光線 悪の波動 さわぐ 悪巧み

今回のMVP。先日配信されたポリゴン2を進化させたプレシャスボール個体。元の耐久は心許ないが、壁下で無理矢理悪巧みを積む事で理不尽な破壊力を押し付けるダイマエース。状況次第ではラキハピですら止められない超火力で何度も3タテを決めてくれた。ヨプの実を持たせる事で通常でもA182ウーラオスインファイトはほぼ耐える為、ダイマがあればダイアタックのSダウン込みで役割対象にまでなり得る。さわぐとトラアタは選択だが、トラアタがあれば勝てた試合よりもさわぐのおかげで勝てた試合の方が多かったのでこれで正解だったと思う。アロキュウが仕留め損ねた身代わりアシレーヌを受け出しから貫通突破したりカビゴンニンフィアのあくび展開を阻止できるのがさわぐの強み。

ドサイドン@弱点保険

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性格:意地っ張り 特性:ハードロック

実数値:213(180)-187(76)-151(4)-×-76(4)-91(244)

技:地震 ロクブラ 炎のパンチ 剣の舞

この構築における第3のダイマエース&問題児。物理と特殊の耐久がアンバランス過ぎかつハードロックやダイアースのD上昇を通した後のダメージ感覚が分かりにくすぎて使い始めた当初は呆気なく落とされて負けに繋がる事が多かった。ただ相手の物理ポケを起点にした弱保発動やダイアースのD上昇がハマればめっちゃ強かった為評価に悩むポケ。選出率は圧倒的に最下位で何回かリストラを考えたものの代わりになるポケが思い付かず結局最後まで残ったまさしく問題児。

ウーラオス(いちげきのかた)@気合いの襷

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性格:陽気 特性:不可視の拳

実数値:175-182(252)-121(4)-×80-163(252)

技:暗黒強打 インファ アイヘ 不意打ち

この構築における斥候&ストッパー枠。アロキュウを見て初手に出てきやすいゲンガーやギルガルドあたりを狙って初手出しで数的有利を狙うか、ポリゴンZやパッチラゴンが暴れた後の詰め筋を担う動きが多かった。巷ではウーラオスの襷カウンターが流行っていたが、最低限フェアリーと殴り合えるようアイヘを採用。どくづきも考えたが、相手の初手アロキュウを壁越しにでもワンパンして数的優位を取りつつ後続も暗黒強打で確定急所を押し付けられる点、3割怯みにより状況によっては一気に勝利を手繰り寄せる事が可能な点を評価してアイヘを選んだ。実際怯みで拾えた試合もあった為後悔はしてない。他に特筆すべき事は無い無難に強いポケだった。

基本選出と立ち回り

選出はウーラオスorマリルリ+アロキュウ+ポリゴンZにする事が多かった。アロキュウがパーティに見えた時点で相手は初手アロキュウを警戒した選出をする事が多い為可能な限り後発で出す事を心掛けた。後発で出す事によりオーロラベールや霰を試合終了まで保たせやすくなるメリットもある。壁が刺さらないと判断した場合はダイマエース+マリルリ+ウーラオスで初手ダイマで場を荒らした後に高火力先制技持ち2体で詰める選出をする。対受けループ時はアロキュウの絶対零度突破を積極的に狙いに行き残りの2体は相手に合わせて選出していた。

最後に...

以上でS10で使用した構築の紹介を終わります。今シーズンのトップメタ禁止ルールが発表された時、最初は楽しみよりも戸惑いの方が大きかったですが、1から構築を練り試行錯誤を繰り返しながら2ROM2000と100戦以内2000を達成する事が出来て振り返ってみれば充実したシーズンだったと感じます。10月もこの限定環境で不自由を楽しみながらそろそろ最終2桁やレート2100を達成したいです。S10で対戦した方、そして最後まで読んでいただいた全ての方に感謝です。ありがとうございました!

オマケ 100戦以内レート2000を達成した画像 f:id:foolmoon:20201002082723p:plain